2018/12/1〜2019/1/31の期間、北海道大学が交流協定を結んでいるインド工科大学マドラス校(Indian Institute of Technology Madras)にて、研究活動を目的としたインターンシップに参加してきましたので、報告します。2週間の集中講義・延べ1週間の旅行・3週間の研究活動など、たくさん書きたいことがあるのですが、紙幅の都合から、ここでは大学生活について3つの立場から触れたいと思います。 (詳しくはこちらをご覧下さい。)
①生活者として
外国人学生と博士課程が住む寮に生活の拠点を構えました。(冒頭の図は個室の平面図)
大学は熱帯の南インドに立地するため、「夏を旨とすべし」の考え方がわかりやすく現われていました。(高い天井高、天井ファン、深い庇など)
キャンパスは国立の自然公園に隣接していることも影響してか、猿、ネコ、犬や鹿を毎日目撃しました。特に寮内では、猿が干してある洗濯物や廊下に置かれたゴミ箱を漁る姿が印象的でした。彼らからいかに身を守るか、という日本では考えられない状況でした。
生活感漂う吹き抜け。洗濯物の乾きが早い。 居室と廊下の間に嵌められた格子が最後の砦
佇む猿 学食ではベジタリアンメニューが基本
②学生として
集中講義の発表に備えて、勉強をしたいときは冷房の効いた図書館に向かいました。夜の11時まで開館しているので、大変助かりました。インドトップクラスの大学ですが、蔵書に関してはやや不足している感があり、私を含め、学生の情報収集は専らネット上で行われていました。
集中講義が行われた経営学の講義棟 デザインから会計まで幅広い授業が行われた
図書館内観 カフェテリアでコーヒー休憩、一杯17円。
③観光客として
1月に開催される技術系と文化系の学祭は、大学外から訪れる市民も楽しめるイベントであり、大勢の人々で賑わいました。セキュリティーの関係で誰でも入れる訳ではありませんが、公園・研究拠点としてキャンパスが外部に開かれている様子は、北大と共通している気がしました。
芝生で寝転ぶ人々と鹿
ロボットコンテスト キャンパス内の屋外広場でダンスイベント
リサーチパークではベンチャー企業と大学教員の共同研究が行われる
現地の先生方や受け入れに対応して下さったスタッフのみなさんにはお世話になりました。
この場を借りて御礼申しあげます。
M2 大伏
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