重慶WS5日目、早くもこれまでの成果を発表する日がやってきました。各チームで話し合いの進め方は様々でしたが、僕のチームはとりわけ短期集中型だったように思います。
初日の敷地調査を行ってから日々ディスカッションは行ってきたものの、実は僕のチームが本格的にコンセプト・マスタープラン作成に向けた議論を始めたのは発表の前日から。それまでは対象敷地をはじめとする重慶のまちを時間の許す限り歩き回り、これまでに経験したことのない環境を身体で理解することに努めました。よく歩いたせいか、コンセプト立案に向けた議論になると皆一気に頭をフル回転させてメリハリのあるディスカッションができました。一番驚いたのは、重慶大学メンバーの仕事スピードです。議論したことをすぐに絵に落とし込み、やるべきことを明確することでチーム全体で効率良く動くことを体験できたのは大きな収穫となりました。最終的に、一人ひとりの意見がよく反映されたマスタープランが出来上がったと思います。
発表では、僕の担当はその場の瞬発力が最も求められる質疑応答でした。僕に対する先生の質問は、「地方が直面している人口減少に対して、君たちのいる日本ではどのような建築的解決策が考えられているのか」というようなことだったと記憶しています。結局、英語を発することでいっぱいで話が空回りしてしまい、他のメンバーに存分にフォローされることとなってしまいました。自分の日頃の課題ですが、このような場で余裕を持って冷静に対応できるようになりたいものです。
何はともあれ、無事に議論の成果を発表でき、チームメンバーには大変感謝しています。日本に持ち帰って北大メンバーでディヴェロップすべき課題は多々ありますが、必ずや重慶メンバーに喜んでもらえるような最終発表にしたいと思います。
苦楽を共にしたメンバーとの最後は、重慶名物の火鍋!5日間、本当に楽しく密度のあるWSでした。
M1 田中
にぎやかな先生方のテーブル
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