本年度、研究室では東神楽町志比内地区の公民館の改築設計に取り組んでいます。6日、現公民館にて地区の方々と初対面するキックオフ会を行いましたので、設計の取り組み状況と合わせて報告します。
志比内公民館は人口100人規模の小さな集落の中心部に小学校と隣接して立っています。農業を営むお年寄りの方の多いこの地区は、積極的に地区活動が行われています。研究室では、この地区の方々とWSや滞在調査を通して会話を重ね、新たな公民館をかたちにしていきます。現在は今後のWSに向け、M1中心にゾーニング等のパターンを出し合い日夜スタディ中。学部のときの設計演習とは違う、実際に立つからこそ大切にしなければいけないことを日々実感し充実しています。キックオフ会では、自己紹介のあとに森先生から事例紹介のレクチュア、そして意見交流となりました。自己紹介では、北大側は先生だけでなく留学生を含む参加した7名の学生皆で住民の方々の前でご挨拶させていただき、身の引き締まる想いがしました。レクチュアでは森先生から「サードプレイスとなるような公民館に」とのお話があり、住民の方々からは「そのような場を求めていた」という期待のお声や「ソフトの話も議論すべきだ」という積極的なご意見も飛び出し、みなさんの熱い気持ちの伝わってくる意見交流ができました。
今回実際に公民館をお使いになる方々と直接お話したことで、改めて自分たちの責任を自覚したとともに、これから始まるWSや設計への高揚感が高まりました。志比内の皆様とともにこの地区ならではの公民館になるよう精進して参ります。よろしくお願いします。
Kommentare