東日本大震災から4年。被災地の現状を把握するため、森先生と野村先生の引率のもと、新M1メンバーで被災地を訪問してきました。
本研究室では、震災後の復興に貢献すべく、大船渡市末崎町にあるハネウェル居場所ハウスの建設と気仙沼・小泉地区の集団移転の2プロジェクトに関わっています。
居場所ハウスは、震災によって生活環境が大きく変わってしまった人々が、できるだけそれまでと同じような生活を送れるように、使い手が手を加えやすいようなデザインを意識してつくられています。もうすぐオープンから2周年を迎えますが、地域の日常的な活動の場として使いこなされているようでした。
小泉地区では、集団移転に向けた宅地造成工事が真っ盛りで、とてつもないスケールの土木工事が行われていました。ここまでたどり着くまでに、想像を絶する困難があったと伺っています。家が立ち並んだ新しい小泉地区の姿を、一日でも早く見てみたいものです。
今回の訪問で、新M1は災害のインパクトを肌で感じました。今年の6〜7月には、北大インフォメーションセンター「エルムの森」において、本研究室が携わる上記2プロジェクトの展示を行います。東日本大震災は今もなお続いていますが、建築計画学研究室としてどう向き合っているのか、ご覧いただける展示になる予定です。ぜひお越しください。
M1 田中
Comments