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第2回AIJグローバル人材育成プログラム2018年8月27日 

更新日:2023年2月24日


 

M1大伏です。日本建築学会が主催するグローバル人材育成プログラムに参加しましたので報告いたします。

このプログラムは「世界で建築をつくるぞ!」と銘打ち、日本の建築業界を担う人材育成を目的に昨年度から始まったもので、東京の建築会館に主に世界で活躍する実務者の方々をお招きし、2日間で5つの講演と3つのグループ課題を行う内容でした。

講演のセッションでは、講師の方々の建築に対する考え方の違いが明確に現われていたような気がします。都市スケールでの課題解決について、東京大学大学院の岡部氏が「スーパーマクロ・スーパーミクロ」と題して、現地の住民目線の大切さについてお話をされました。グローバルで「活躍する」ことが単に作り手の目線の論理だけでは成立しないこと、異なる立場に対する想像力の重要性を感じました。

グループ課題は全国から集まった約50名の学生が7つの班に分かれ、講演に関連した課題に対して議論とポスター発表を行うもので、特に限られた作業時間内にメンバーの意見をまとめる段取り力が問われました。 課題の内容は「特定の都市が抱える課題に着目し日本の建築技術がどう貢献できるかを考える」「建築設計の分野で留学計画をたてる」「他国との競争下で海外での施工入札を勝ち取るために日本のゼネコンの強みを考える」と、実践的な内容でした。計画系・構造系・環境系の分野を横断したメンバー構成のため、議論が思うように進まない場面もありましたが、途中、メンターとして参加された社会人の方からも助言を頂き、発表につなげることができたかと思います。

プログラムを通じて、全国の学生と知り合うことができたことに加えて、海外経験豊富なメンターの方々からは懇親会の席で海外での体験談を聞くことができ、刺激的な交流の機会となりました。プログラムを企画してくださった関係者の皆様、貴重な2日間をありがとうございました。

M1 大伏


  机を囲みグループ課題に取り組む    模造紙に全員の意見を分かりやすくまとめる


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