D2坪内です。日本建築学会が主催するグローバル人材育成プログラムに参加しましたので報告いたします。
このプログラムは今年度から実施され、世界の第一線で活躍する様々なパイオニアを講師・メンターとして招き、ワークショップ形式でグローバルに活躍するための基礎的な知識や必要となる姿勢を学ぶというものでした。
具体的には、2日間をかけ、1人の講師につき150分の講義を計8セット行うという、 その場での瞬発力が求められる組手稽古のような内容でした(講師による講演<45分>×講師からの課題をグループごとに検討<45分>×グループごとの発表および講評<60分>)。
それぞれの課題はバラエティに富んでおり、例えば、新国立競技場の設計者でもある隈研吾氏からは日本の木材が海外で売れるようになる契機となる建造物のプログラムと立地場所の提案という課題や、JICAで新興国の開発計画に参加されている東洋大学・志摩憲寿先生からはJICAが実際に進めようとする地域を対象とした開発マスタープランの作成などの課題がありました。
プログラムを通じて、能力の有無を問わず、まずは海外へ一歩踏み出してみる姿勢がグローバルな人材になるためには何より重要であるように感じました。 そして、それに加え、海外で活躍するためには、日本の事例・状況を深く知っておくという知識の必要性も感じました。
また、海外の事務所や支所での勤務経験のあるメンターの方から実際のお話を聞いたり、既に海外へインターンシップを行ったことのある学生とも話すことができたりし、刺激的な良い交流の機会にもなりました。
プログラムを企画してくださった関係者の皆様、貴重な二日間をありがとうございました。来年度の開催も期待しております。
D2 坪内
竹の建築で著名な 建築会館の中庭にて行われた
ヴォ・チョン・ギア氏による講演 懇親会の様子
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