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農村計画委員会 公開研究会 2016年11月26日

更新日:2023年2月24日


 

日本建築学会農村計画委員会 集落居住小委員会 公開研究会が北海道大学で開催され、研究室の学生も参加させて頂きました。


この公開研究会は、全国各地の集落を維持する試みについて知り、今後の集落を維持・継承していく方法について議論することを目的としているそうです。


今回は、「ムラを住み継ぐカタチ 北海道の観光と地域づくりの最前線」と題し北海道内の観光の現状と、観光目的に滞在する旅行者を地域の構成員に含めた地域のあり方について、各地で観光・地域づくりに携わっている方々にお話頂きました。


研究会前半では、ニセコ町商工観光課の前原氏、ふらのまちづくり(株)タウンマネージャーの飯嶋氏、札幌でゲストハウス・シェアハウスを運営されている(株)Full Comissonの高橋氏、東京で既存施設の宿泊施設へのリノベーションに関わられているR.Projectの中尾氏にお話頂き、それぞれの分野から観光に関する活動と地域づくりのビジョンを伺いました。


その後のディスカッションでは、講演頂いた方々、小委員会の先生方、森先生、野村先生が登壇され、旅行者は今後定住していくべきか、住み継ぐとは地域の何を継いでいくのかなど、概念的な集落を継承していく方法論が実際の地域づくりの活動とリンクしながら展開されました。


観光客を外部から来たもてなす対象としてだけでなく、流動人口として集落の一員とする考え方は今後ますます重要になると感じました。また、観光客を地域の定住者とどう結び付けるか、旅行者にどんな体験してもらいコミュニティの中に巻き込んでいくかといった課題に対し、条例や建築空間、宿泊サービスなど様々な方法でアプローチしているリアルな地域づくりの現場を勉強できとても刺激を受けました。


ご登壇頂いた皆様、貴重な機会をありがとうございました。


                                     M2藤巻


   http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2016/07-161126.pdf

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