2025年度 卒業設計公開発表会 2025年7月
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- 9月17日
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更新日:2025年9月17日
2025年7月、卒業設計公開発表会が開催されました。
以下、発表を終えた学部4年生のコメントを掲載します。
卒業設計では、問題提起や敷地、プログラムなど全てをゼロから自由に考えられる最初で最後の機会でした。なので漠然と、大きくて見た人が驚くようなものを作りたいと最初から考えていました。
結果的にそれらを全て1人でうまくまとめ上げるほどの時間も実力もなく、中途半端に終わってしまったけど、建築だけでなく日本の歴史や宗教など色々調べ考えた時間は、終わってみれば有意義だったのではないかと感じています。
卒業設計での経験をもとに、これからの自分の活動に活かしていければと考えています。
小松

卒業設計では「独り立ち」しなければいけない。そんなぼんやりとした強迫観念にかられ、常に何かに悩み、立ち止まってしまうこともありましたが、ひとまず一つの作品としてまとめることができ安堵しています。まだまだ納得できる作品には程遠いので、これからまた作品と向き合い、よりよいものを模索していきたいと思います。
そして提出を終えて、「独り立ち」とは自分で何でもできるようになることではなく、適切に誰かに頼れるようになることなのではないかと思うようになりました。立ち行かなくなったときに手を差し伸べてくださった先輩方、励ましあいながらともに頑張った同期、模型作りを手伝ってくれた後輩たち、たくさんのご指摘をくださった先生方など、多くの方々の支えなくして作品を作り上げることはできませんでした。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました!
齋藤

4か月という長い時間をかけ、テーマの選定から設計案の完成に至るまで、一から思考を積み重ねていく過程は、これまでの2年間の設計演習の集大成とも言える挑戦でした。各段階で常に「なぜ」という問いと向き合うことを求められ、思い悩み、苦しさを感じる場面も少なくありませんでしたが、その過程を通じて自分自身の人生や建築に対する姿勢を改めて見つめ直すことができ、今後の成長につながる大きな糧を得られたと感じています。
先生方をはじめ、困難な時は手を差し伸べていただいた先輩方、忙しいときでも支え合えた同期、模型作りを手伝ってくれた後輩、誰一人でも欠けていては完成させることはできませんでした。本当にありがとうございました!!
成田

今回の卒業設計は、4ヶ月という長い期間をかけて一つの建物を設計する初めての大きな挑戦でした。卒業設計を通して、建築の難しさだけでなく、テーマに向き合い続ける大切さを学べたように思います。
決められた期間の中でスケジュールを管理することに苦労し、敷地選定やコンセプトの決定、図面や模型製作、プレゼンテーションに至るまで、あらゆる段階で悩み、完成が危ぶまれる時期もありました。しかし、周囲の方々の支えのおかげで、無事に形にすることができました。
ありがとうございました!
三谷

4月にプログラムの考案をし始めてから4か月間、古平という一つの町を何度も訪れ、地域の工場や古民家で時間を過ごし、その体験を基に何パターンも設計案を検討してきた時間はとても貴重な経験となりました。
結果として、これまでの設計課題で自分が着目してきた木材というエレメント、職空間とコモンズの関係について再び取り組むことになりましたが、完全にやり切れたとは到底言えないものの、より解像度を上げて設計をすることができたと思います。
先生方にいただいた講評をもとにブラッシュアップし、今後の古平についてより適切な建築のありようを模索していこうと思います。
山之内

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