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​東神楽町訪問 2022年11月15日

更新日:2023年2月20日


 

11/15(火)に東神楽町に森先生、ドクター学生1名+M2学生4名+B4学生4名で視察に行ってきたので、ご報告させて頂きます。


まず始めに、東神楽町複合施設の建設現場を見学させていただきました。

この複合施設は、東神楽町出身の建築家である藤本壮介氏が主宰する藤本壮介建築設計事務所が基本設計を手がけており、既存の町役場や図書館に加えて、ホールやカフェ・会議室などさまざまな機能を設け、それぞれの機能を円環状の回廊で繋いでいます。

回廊にはエントランスが複数設けられ、散歩のついでに地域住民の方々が通り抜けられ、日常の一部になることを目指しています。また、建物の外部には環状に樹木が並べて植えられる予定で、東神楽の雄大な自然との親和性を図っています。

見学では東神楽町の担当者様に案内していただき、現時点で完成している部分を実際に見せていただきながら、打ち合わせ時の論点や藤本氏がこだわったポイント等について解説していただきました。

工事現場を実際に見ながら設計について考えることはなかなか無いため、とても貴重な経験をすることが出来ました。


次に、新町団地を見学させていただきました。

この団地は当研究室の森傑教授が計画に関わっていて、団地全体を建て替えている最中でした。古い建物もあれば、解体中の建物や新しくできた建物もあり、before afterとその過程がとてもわかりやすかったです。解体現場をまじまじと見る機会はなかなかなく、少し遠目で詳細はわかりませんでしたが、見慣れない工具で解体している方がいたり、重機で壁を破壊していたりと、解体のイメージが少し具体化されました。

新しく建った団地は、従来ののっぺりとした縦長の団地のイメージとは大きく異なっていました。具体的には凸凹した立面を持った、戸建て住宅程度の大きさの建物郡になっていました。分割され、少し凹凸があることで、周辺の住宅と馴染み、団地の内外の境目がかなりわからなくなっていました。古くからある団地特有の緑地を団地外の方にも楽しんでいただける工夫だなと感じました。

また、その団地の緑地帯の一部が企業の保育園として活用されており、見学させていただいた時も、子どもたちが手を振ってくれました。団地の中に子どもたちの姿があるとそれだけで活気が出て元気になりそうだと感じました。


最後に訪れたのは、志比内地区公民館「さくらプラザ」です。 その隣にある志比内小学校は、全校生徒が10人しかいないです。 敷地に高低差があるので、建物はそれに沿って、段差を設けて空間を区切っており、ここに座って遊ぶ子どもたちの楽しそうな光景が想像できます。 壁には子どもたちの名前を書いてある桜が飾られていて、とてもかわいいです。キッチンは共同スペースとしてとても居心地の良さそうな雰囲気です。 また、谷折りの屋根も感心させられました。 とても寒かったのですが、室内は暖かく、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。 とても貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。


M1 佐藤、岩淵、謝、小澤




















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