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輪読会#3:体験の手応え 2020年7月17日

更新日:2023年2月20日


 

今年度第3回目の輪読会を開催しました。

先週末卒業設計の提出があり、無事提出を終えた4年生たちが参加してくれました。

(4年生のみんな、本当におつかれさまでした!!)


今回のテーマは「体験の手応え」で、下記の題材をもとに意見を交わしました。


・ 片山 めぐみ, 斉藤 雅也, 吉田 淳一:生体と観覧者の行動に基づく動物飼育展示施設のデザイン評価―札幌市円山動物園 類人猿館改修デザインを事例として(2010)

・仲谷正史, 筧康明, 三原聡一郎, 南澤孝太:触楽入門―はじめて世界に触れるときのように(2016)


今回は論文の研究対象である札幌市円山動物園を実際に訪れ、類人猿館をはじめとした動物園舎を観賞しながら参加者それぞれの発見や感想を共有していきました。


改修後の類人猿館ではアクリル板を介してオラウータンと観賞者が見つめ合う、手を合わせるといったインタラクションがみられ、他のエリアと比べると最も観賞者の滞在が長く、観賞者が動物に話しかける行為が多いように感じられました。


昨年オープンしたゾウ館では、論文で言及していた環境エンリッチメントに関する展示があり、ゾウの採食時間を増やすために様々な方法で餌を配置していました。地面を掘る、穴を探す、鼻をのばして餌をとるといった多様な行動を目にすることができ、活動が活発で見応えがありました。


観賞の方法や動物の生活環境を意識しながら動物園をまわると、動物との目線を合わせるための立面的操作や、様々な角度から動物を見せるための園舎のプランニングの工夫が感じられたようです。


      穴の奥に置かれた餌を探す         吊るされた餌をとる 


個人的には「 触楽入門」で紹介されていたテクタイル・ツールキットが印象的でした。テクタイル・ツールキットとは著者らが開発した触感を伝達することのできる装置です。現状のオンラインは音と映像の共有ですが、触感の伝達が可能になることで画面越しの人の存在感が共有できるようになったら面白いと思いました。


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